メルセデスベンツ Bクラス 新型《photo by Mercedes-Benz》

メルセデスベンツグループ(Mercedes-Benz Group)は2月11日、2021年通期(1〜12月)の決算(暫定値)を発表した。実質利益は、およそ2倍と増加している。

同社の発表によると、メルセデスベンツ乗用車とバンの2021年通期の調整後のEBIT(利払前・税引前利益)は、140億ユーロ(約1兆8340億円)。前年の68億0200万ユーロに対して、およそ2倍と増加した。

メルセデスベンツグループは、旧ダイムラーからの社名変更によって、2月1日に正式に発足した。旧ダイムラーは、傘下の「ダイムラートラック」を完全に独立した企業とし、ダイムラートラックはドイツ・フランクフルト証券取引所に2021年12月、株式を上場した。これにより、旧ダイムラーは、メルセデスベンツ乗用車&バンが主体の企業になったため、社名をメルセデスベンツグループに変更した。

メルセデスベンツグループは、乗用車ブランドのメルセデスベンツ、メルセデスAMG、メルセデスマイバッハ、メルセデスEQをはじめ、バン事業に集中していく。

メルセデスベンツグループ取締役会のオラ・ケレニウス会長は、「戦略を全速で実行し続ける。収益性の高い成長とコストに重点を置き、これに製品ラインナップを組み合わせることで、強固な業績を達成した」と述べている。

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