商用車向け再生可能資源由来の燃料事業(イメージ)《写真提供 ネスタ》

伊藤忠商事は5月31日、子会社の伊藤忠エネクス、ファミリーマートとともに、再生可能資源由来の燃料メーカーであるネスタと協働で、リニューアブルディーゼル(RD)燃料をコンビニ配送車両へ利用すると発表した。

伊藤忠商事はネスタとRDの日本国内向け輸入契約を締結した。伊藤忠エネクスは国内でのRD輸送と給油に関するサプライチェーンを構築、ファミリーマートが6月初旬以降、ファミリーマートの横浜市内の配送センターで、配送車両の一部で軽油に代わる燃料としてRDを100%使用する。

ネスタは、食品競合のない廃食油や動物油を原料とした、RDなどを製造している世界最大のリニューアブル燃料メーカー。ネスタのRDは、ライフサイクルアセスメントベースでの温暖化ガス排出量で石油由来軽油比約90%削減を実現する。主に輸送用トラック・バスで使用され、既存の車両や給油関連施設をそのまま利用できるため、すでに欧米を中心に、広く流通実績がある。