AI画像解析で立体駐車場の出庫予測所要時間を可視化するサービスのイメージ《画像提供 丸紅ネットワークソリューションズ》

丸紅ネットワークソリューションズは12月10日、交通情報サービス(ATIS)とともに、AI画像解析で立体駐車場における出庫の予測所要時間を可視化した情報を提供するサービスを開始したと発表した。

サービスでは、ATISが課題解決のための企画とプロジェクト進行、 丸紅ネットワークが混雑状況を可視化する統合システムを提供する。丸紅ネットワークのAI搭載カメラ「TRASCOPE-AI」を使って、 車両台数を計測することで混雑状況を把握する。また、複数のカメラによって車両走行時間や、周辺道路状況を解析して、出庫までの所要時間を予測する。

最初の事例として12月10日から千葉県松戸市の大型商業施設「テラスモール松戸」に導入された。施設内にサイネージ16面が設置され、30分後、1時間後、2時間後の各出庫予測が表示される。施設の公式ウェブサイトにも専用ページが設けられ、PCやスマートフォンからも各駐車場フロアからの出庫予測を5分毎の更新で閲覧できる。

両社はサービスにより入出庫時間の分散による混雑緩和を促すとともに、サービス向上と最適な人員配置による効率的な施設運営を支援する。