ベルマーレカーシェア《写真提供 IDOM》

IDOMの子会社でCaaS事業を展開するIDOM CaaSテクノロジー(ICT)はJリーグ・湘南ベルマーレと連携し、コロナ禍で利用頻度が減少した法人営業車を有効活用する実証実験「ベルマーレカーシェア」を、1日から開始した。

昨今、休日や祝日などの非稼働時のみならず、新型コロナウイルス感染症の拡大により、リモートワークやオンラインでの営業が進んだことで、社用車が遊休資産と化す時間が増加している。ICTが展開する個人間カーシェアサービス「GO2GO」では、このような課題を持ち合わせる団体・法人企業と連携することで、社用車の維持費軽減に貢献するとともに、マイクロ・コミュニティにおける経済活性化の一環として、新たなカーシェアの形「コミュニティカーシェア」サービスの利用検証を推進している。

今回、ICTはIDOMがオフィシャルスポンサーパートナーをつとめるJリーグ・湘南ベルマーレと連携。カーシェアを通じて、地域住民やサポーターとのつながりを最大限にいかしながらも、社用車の新たな有用性を発揮するコミュニティカーシェアサービス「ベルマーレカーシェア」を開始。2021年1月31日まで実証実験として行っていく。

ベルマーレカーシェアでは、ベルマーレが社用車として利用しているスズキ『ハスラー』、トヨタ『プリウス』、日産『エクストレイル』を湘南ベルマーレ駐車場(神奈川県平塚市)に配置。休日などの非稼働時にシェアリングとして貸し出し、湘南ベルマーレのアウェー戦観戦や湘南地域周辺の観光地へのお出かけ、アウトドア・レジャー・ショッピングなどに利用してもらう。

ベルマーレカーシェアは、クルマが必要になったタイミングで、より自由に安全に利用してもらうため、来店時の手続きを不要とした「バーチャルキー」を採用。専用のスマートフォンアプリからクルマの開錠・施錠するため、非対面・非接触で利用できる。また、ベルマーレがクルマを使用しない時間を有効活用する実証実験を目的として提供しているため価格も手頃。ハスラーは3000円、プリウス/エクストレイルは5000円で1日利用できる。さらに利用者にはベルマーレ選手のメッセージカードもプレゼントする。

非対面・非接触型の貸出・返却方法として「バーチャルキー」を採用《写真提供 IDOM》 コミュニティカーシェアの仕組み《写真提供 IDOM》 もれなくベルマーレ選手のメッセージカードをプレゼント《写真提供 IDOM》