サンデンホールディングスの下請企業《資料提供 帝国データバンク》

帝国データバンクは7月2日、事業再生ADR手続きを申請・受理された自動車向け空調部品メーカーのサンデンホールディングスの下請企業実態調査結果を発表した。

帝国データバンクの業概要データベース「COSMOS2」の中から、サンデンホールディングスを頂点とするグループと直接、間接的に取引がある一次下請先、二次下請先を抽出し、都道府県別、業種別、年商規模別に集計・分析した。

この結果、サンデングループの下請企業は全国で2134社あり、このうち一次下請が219社、二次下請が1915社あることが判明した。一次企業の総従業員数は11万7291人にのぼる。

下請企業の都道府県別本社所在地は「東京都」が489社でトップだった。2位は「群馬県」で401社、、3位は「埼玉県」で198社の順で関東地区が多い。

業種別では、一次下請先では「自動車部分品製造」が11社で最多。「ソフト受託開発」「機械同部品製造修理」「金属プレス製品製造」「配管冷暖房装置等卸」がそれぞれ8社ある。二次下請先では、「産業用電気機器卸」が91社で最も多い。

年商規模別に見ると「1億〜10億円未満」が1090社で最多だった。「1億円未満」の256社と合わせて、全体の6割強が年商10億円未満の中小企業となっている。

サンデンホールディングスの下請企業《資料提供 帝国データバンク》