バーチャルキーをノッテッテに提供《画像 イード》

イードは、ジゴワッツと共同開発した、スマートフォンをクルマの鍵として使える「バーチャルキー」を、NTTグループ企業であるエヌ・ティ・ティ・ル・パルクが5月21日より開始する、新たなカーシェアリングサービス「ノッテッテ」に提供する。

東日本電信電話(NTT東日本)とエヌ・ティ・ティ・ル・パルクは、NTT東日本グループが保有する業務用車両やビルのスペースを活用し、車両を業務で使用しない空き時間に地域企業・自治体および住民に提供するカーシェアリングサービス、ノッテッテを提供開始する。

ノッテッテのカーシェアリングサービスは、スマートバリューが提供するモビリティシェアリング・プラットフォーム「Kuruma Base Biz(クルマベースビズ)」を用いている。法人が保有する社用車をグループ企業や地域の一般利用者等もシェアできるプラットフォームだ。

この「Kuruma Base Biz」に「バーチャルキー」が採用されている。ノッテッテ(Kuruma Base Biz)は、クルマの運行管理から予約、決済、利用時のクルマの解錠・施錠もすべてひとつのアプリで完結できる。

バーチャルキーは、クルマのスマートキーの機能をスマートフォンに置き換える、つまり「スマホがクルマの鍵になる」スマートロックシステムだ。「iid 5G Mobility」でモビリティ革命への貢献をめざすイードと、デバイス開発と認証技術に強みを持つジゴワッツが共同開発した。

システムは、ジゴワッツの「key.bo/t」認証テクノロジーを利用した認証サーバとスマートフォンアプリ、バーチャルキー車載器によって構成される。車載器は、対象車種のセキュリティを改造することなく、カーシェアに対応させることができる。また、スマートフォンアプリをつかった鍵のため、カード発行などの時間とコストを圧縮した運用を可能にしている。

スマートバリュー提供の「Kuruma Base Biz」の概要《画像 イード》 バーチャルキーのシステム:(1)バーチャルキー車載器、(2)スマートフォンアプリ、(3)認証サーバ《画像 イード》 ノッテッテの全体イメージ《画像 NTT東日本》 ノッテッテの提供イメージ《画像 NTT東日本》