バック時安全確認不足の「見える化」《画像:日本ユニシス》

日本ユニシスは、法人向けに提供している通信型ドライブレコーダー「無事故プログラムDR」に、バックギア入力後の安全確認不足・速度超過イベントを検知する新機能を追加した。

無事故プログラムDRは、社用車の運転を「見える化」して事故を防ぐ、ドライブレコーダーとテレマティクスを組み合わせた管理者向けの安全運転支援サービス。しかし、日本ユニシスの調査によると、配送を主とするある企業では年間発生事故のうちバック走行時の事故が約4割を占め、営業用途で社用車を利用する企業でも駐車場などでの接触事故の割合が多く、社用車管理者は「バック時の事故の多さ」に悩まされていることが分かった。そこで、同社は事故発生メカニズムに着目し、バック時の安全運転を「見える化」する新機能を開発した。

新機能では、バックギア入力後にあらかじめ設定した秒数を空けずに後退したり、設定した速度を超えて走行した場合に危険イベントと判定。音声によるドライバーへの注意喚起および、管理者に画像付きのメールを通知し、バック走行時の安全運転を支援する。

新機能は、無事故プログラムDRのユーザー車両1500台への導入が決定。今後は同社ユーザーの半数にあたる2万5000台への導入を進めていく。

バック時速度超過の「見える化」《画像:日本ユニシス》