愛車の一時交換アプリ「カローゼット」《画像:カローゼット》

電通は12月10日、自家用車オーナー同士の間で愛車を一時的に交換できるアプリサービス「CAROSET(カローゼット)」を開始する。

カローゼットは、電通が2018年10月にCtoCサービスを開発・提供する子会社として設立した「カローゼット」社のサービス第1弾。電通にとって初のCtoCサービスとなる。利用者間での金銭のやりとりが発生しない「共利用型シェアリング」という今までにないシェアリングモデルとして、クルマオーナーの潜在的なニーズと課題に応えていく。

サービス会員の月額基本料は780円(税別・2020年5月末まで無料)。自分が所有するクルマをアプリに登録することで、その時々の目的に合った、他の会員のクルマと「一時的に」交換できる。例えばスキーに行くときは、自分のクルマと他の会員のスタッドレスタイヤ装備のSUVを一時交換する、といったイメージだ。

カローゼットの基本ルールは、自分が他の会員からの一時交換に応じた日数分だけ、自分も他の会員に一時交換をリクエストできるというもの。交換相手への利用料などの支払いは、一切発生しない。万が一のときも、保険は他車運転特約が適用されるので安心。もちろん、他の会員からの一時交換に応じている間も、相手のクルマを自由に使うことができる。

カローゼット社では、同社がが提唱する新しい概念「金銭授受を伴わない、平等かつ助け合いの精神を持った個人資産の共利用(オープンパーソナルアセット)」に基づき、さまざまな企業・団体と協力しながら、クルマに限らず、個人が保有する他の資産へとサービスの範囲を広げていくことを目指していく。