サービス連携による駐車場相互利用《画像:軒先/NTTドコモ》

軒先とNTTドコモは、軒先が提供する事前予約型1日利用の「軒先パーキング」、ドコモが提供する直前予約型時間利用の「Smart Parking Peasy」、両サービスの相互利用を可能にした駐車場サービスの実証実験を9月26日より開始した。

近年、都心部や大型施設周辺を中心に駐車場の供給不足が続いている。今回、主な用途がレジャーで1日利用型の軒先パーキングと、時間貸しが可能な日常利用のSmart Parking Peasyの両サービスが連携。予約が入っていない軒先パーキングの駐車場をSmart Parking Peasyで予約できるようにし、空車状態の駐車場を減らして駐車場不足の解決を図る。

両サービスが一つの駐車場で利用できるようになることで、軒先パーキングの駐車場オーナーは集客アップにより収入を最大化。また、ドライバーは、一つの駐車場を事前予約型1日利用と直前予約型当日時間貸しの両方で、利用スタイルに応じて使えるようになる。

実証実験では、Smart Parking Peasyの事前予約型駐車場サービス連携向けのAPIを利用して軒先パーキングとシステム連携を行う。軒先パーキングで当日に予約が入っていない駐車場情報を、Smart Parking Peasyが引き継ぎ、時間貸しの形で駐車場サービスを提供。また、軒先パーキングの駐車場にSmart Parking Peasyのセンサーを設置し、車の入出庫を管理する。

実証実験は、東京都内で2020年9月25日まで1年間行い、利用者の使い勝手や運用方法、利用率や利用者数、売り上げ増の効果などを評価する予定だ。

ビジネススキーム《画像:軒先/NTTドコモ》