佐倉でブランド豚が楽しめる「ららポーク」ぜひクルマで訪れてみたお店だ。【撮影:重田信哉】

自動車関連のイベントも多数開催される千葉市の幕張メッセ。そんなイベントに地方から足を運ぶ人にも人気だというのが、ブランド豚を楽しめる千葉県佐倉市にあるとんかつ店「ららポーク」だ。

佐倉は幕張のある千葉市からも東関東自動車道を利用して30分ほどの距離。首都圏や千葉周辺のベッドタウンだが、魅力的なスポットも多いエリアだ。ららポークもそんなスポットの一つと言えるだろう。

クルマ好きにとっての年始の恒例行事と言えば東京オートサロンだ。その際に、実はららポークも千葉に来る楽しみだ、と地方から訪れた知人に教えられて筆者も初めて訪れた。

創作和食と宴会個室のお店、というので非常に多くのメニューがあるが、中でもおススメは千葉のブランド豚「アボカドポーク」のとんかつ。脂身までしっかり甘みが楽しめ、肉は肉で柔らかく旨味がしっかり凝縮されている。

とんかつ店と言えば、ソースも気になるところだが、地元メーカー製のソースが置かれており、甘みと酸味のバランスが抜群で、普段使いのソースとして入手しておきたいと思うほどだ。けれども「とんかつはソースではなく(あるいはソースの前に)塩か醤油だろう」という人も最近では多い。ららポークならテーブルに岩塩と醤油もセットされている。

年齢を重ねると「とんかつは食後にもたれて」という人も少なくないが、「さっくりとしていて、食後感に重く残らないのがうれしい」というのが友人のおすすめポイントだった。もちろん個人差はあるだろうが、子供からお年寄りまでみんなで食事を楽しめるお店であるのが人気の理由かもしれない。

成田空港に帰国した日本人で、おいしいとんかつが恋しいというので、帰りに立ち寄るケースもあるのだとか。空港から東関道で都心へ向かう途中のロケーションだ。

「皆さんに喜んでいただけるのはうれしいですね」とお店の人も話す。幕張のイベントのついでに、日本の暮らしに気持ちと体をリセットさせる日本食に、佐倉のららポークは、クルマで訪れるのにおススメのお店だ。

地元千葉のブランド豚「アボカドポーク」のとんかつは人気メニュー。【撮影:重田信哉】 良質な肉質の肉と、豚肉を甘みのある脂身。余すところなく楽しめる一品だ。【撮影:重田信哉】 お店の前を通ると、つい呼び止められるかのような看板。《撮影 中込健太郎》 地元千葉の魅力は、置かれているお土産にも現れていた。《撮影 中込健太郎》 はじめはつい、塩、醤油でも食べたくなる。塩で甘みが引き立ち、醤油で旨味を堪能することができる。《撮影 中込健太郎》 はじめからテーブルに塩と醤油が置いてあるのもうれしいという人は多いはず。《撮影 中込健太郎》 看板に偽りなしの大満足な一品だった。《撮影 中込健太郎》 地元生まれのソースも、実にマッチする。スパイスが利くも甘みと酸味が絶妙なハーモニーを織りなしていた。《撮影 中込健太郎》 一杯目ではぜひトン汁を。魅力的な豚を出すお店、食べる前から推して知るべしだが、期待に違わないこれだけでもごちそうな一杯だった。《撮影 中込健太郎》