マイクロソフト(Microsoft)は2月4日、トムトム(TomTom)との提携を拡大し、トムトムの地図と交通データをマイクロソフトのクラウドプラットフォームに統合すると発表した。
トムトムは、オランダに本拠を置くデジタル地図サービスの大手企業だ。リアルタイムのデジタル地図、ナビゲーションシステム向けソフトウェア、各種コネクテッドサービスなどを手がけている。
マイクロソフトとトムトムは提携を拡大し、トムトムの地図と交通データをマイクロソフトのクラウドプラットフォーム、「アジュール」(Azure)に統合する。これにより、マイクロソフトのマッピングサービスを強化するロケーションデータプロバイダーに、トムトムが起用される。
例えば、トムトムと連携した「Azure Maps」を利用することで、農作物の産地から小売店、レストラン、住宅などへの配達が効率化できる。最新の地図と交通情報を使用して配達範囲を決定し、配達ルートを最適化することが可能になるという。
また、トムトムと「Azure Maps SDK」の連携により、リアルタイムの駐車料金や交通量の確認、CO2排出量や騒音の低減などが可能になる、としている。
マイクロソフト、地図と交通データをクラウドに統合…トムトムとの提携を拡大
2019年02月06日(水) 15時30分
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