ブリヂストンサイクルと光文社の女性向けファッション&ライフスタイル誌『STORY』は、電動アシスト自転車のコラボモデル『il mio(イルミオ)』を共同開発、10月より順次発売する。
今回のコラボモデルは、子どもを乗せる機会がなくなり、次の電動アシスト自転車へ乗り換えたいという40代女性「子ども乗せ卒業層」をターゲットとした商品。子育てがひと段落する女性のライフステージ特有のニーズを織り込み、「シニア」、「子ども乗せ」、「通学」市場に次ぐ、電動アシスト自転車の新市場の形成を目指す。
イルミオの開発コンセプトは「40代の毎日が輝きだす“マジックバイク"」。ターゲットユーザ世代が求める「日常生活に便利な実用性」「所帯感を出さないデザイン」「おしゃれなコンパクト 設計」というニーズを反映させた。なお、イルミオとはイタリア語で「私のもの」という意味で、「自分だけの自転車で自分時間を楽しめる生活」を目指して名付けた。
デザインは、洗練された大人のファッションを求める『STORY』読者の声を反映し、細部までこだわったエレガントなデザインと統一感のあるカラーリングを実現した。また機能面では、走りながら自動充電する回復充電機能やバッテリー残量がわかりやすい新スイッチ「スマートワンタッチパネル」を搭載したほか、大容量フロントバスケットやハンドル内側手元収納インナーバスケットなどを備えるなど、実用面も充実させた。チャイルドシートも搭載可能なので、子供が小さいうちに購入、成長したら外して乗り続けることもできる。
1日に東京都世田谷区の百貨店で開催された発表会で、『STORY』河合良則副編集長は「女性は40歳代でファッションが変わる」と、イルミオの企画意図を説明する。「カジュアルが難しくなる。公園ママみたいな格好でどこへでも行くことはできなくなる。シンプル、エレガント、リッチな自転車、仕事でも使えるような自転車」。タイヤの色は特製の茶色だ。「黒はカジュアル。茶色はトータルでオシャレになる」という。
価格(税別)は13万9800円。車体カラーはトープとホワイトを用意する。トープは限定1000台で、10月1日より光文社公式通販サイトと東京都世田谷区の一部店舗にて先行販売する。ホワイトは2019年1月に全国で発売する。
世田谷区で先行販売する理由を、ブリヂストンサイクルイノベーション推進本部マーケティング部の後宮真緒さんは「ファミリーが多い。ホワイトの販売までに反響を知りたい」と説明する。
ブリヂストン×『STORY』、電動アシスト自転車コラボモデル発売 ターゲットは子ども乗せ卒業層
2018年10月02日(火) 12時51分
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