ルネサスエレクトロニクスのウェブサイト

ルネサスエレクトロニクスは、中国のIT大手アリババ グループ ホールディングと戦略的提携すると発表した。

ルネサスは、アリババのIoT向け組み込み用OS、AliOS Thingsの「RX65N」「RX651」マイコンをサポートし、オンライン販売のチャネルを拡張、アリババのIoTエコシステムに参加する。今回の提携でルネサスは、中国のIoT(モノのインターネット)開発者を支援する。

今回、高性能な32ビットマイコンであるRX65NとRX651にAliOS Thingsを搭載することで、開発者は容易にIoTデバイスをアリババのクラウドに接続できる。RX65N、RX651には、ルネサスのトラステッドセキュアIP(TSIP)が内蔵されているため、TSIPで保護された暗号化鍵と、フラッシュメモリのメモリ保護機能で守られた認証プログラムによってIoTデバイスに対して高いセキュリティ機能を提供する。

また、ルネサスはアリババ・クラウド・ユニバーシティとICA(IoTコネクティビティ・アライアンス)に参画、アリババの完全なエコシステム構築を支援する。ルネサスはIoTデバイス開発に関するオンラインとオフラインのコースを設ける予定のほか、より多くのICAメンバーと協力して新しいアライアンス規格を策定、中国および国際的なIoT規格を策定していく。