日本工営とスマートドライブがインドネシアで交通ビッグデータを活用した渋滞緩和に取り組み《画像提供 日本工営》

日本工営とスマートドライブは12月21日、交通ビッグデータを活用した渋滞緩和に向けた実証実験をインドネシアのマカッサル市で開始すると発表した。

実証実験では、スマートドライブが、携帯電話や車両の GPS情報をもとにマカッサル市の人や車両の移動から交通データを収集・解析し、日本工営がデータを基に渋滞悪化箇所を特定、交通状況の可視化と渋滞を緩和するルートを選定する。渋滞情報や迂回路情報、目的地への所要時間などのリアルタイム交通情報は可変表示板に表示する。

マカッサル市は、人口140万人の東インドネシアの中心都市で、通勤・通学の時間帯を中心に渋滞が日常化している。交通対策として監視カメラによる目視での遠隔指導や、データセンターを設置して交通量、車の流れの把握を試みているものの、抜本的な交通渋滞緩和につながっていない。こうした状況下、実証実験による交通データ活用によって抜本的な課題解決につなげていく構え。