スズキ・カルタス(初代)当時のカタログ《カタログ写真撮影 島崎七生人》

『スイフト』の前身にあたる『カルタス』の初代モデルは1983年9月に登場。4輪で軽自動車(とジムニー)以外のスズキの小型車としては、1965年12月登場の『フロンテ800』以来、実に18年ぶりのモデルだった。

「オレ・タチ、カルタス」のコピーは、語呂もよかったためか、思いのほか後世にも語り継がれてきた同車の名(?)コピー。もちろんご本人は(実車が似合ったかどうかは別にして)カタログにも登場した(後述)。ここではご紹介しないが、表紙には同氏のバストアップ写真が使われるなどしている。

クルマそのものは、GMとの共同開発により誕生した、世界戦略小型車の位置づけ。北米市場には“シボレー・スプリント”名義で投入されるなどした。シンプルで素朴な雰囲気の2ボックススタイルで、全長3585mm/ホイールベース2245mmの3ドアと、それよりともに100mm長い5ドアが追加で用意された。

搭載エンジンは当初はアルミブロックの3気筒の1リットルに電子制御キャブレターなどを採用して設定。5ドア登場時には4気筒の1.3リットルも登場させた。また1984年には1リットルターボ(80ps/12.0kg−m)搭載車が登場。この時に「オレ・タチ……」のキャッチコピーとともにご本人を広告展開に起用。

さらに1986年には1.3リットルのDOHC16バルブ(97ps/11.2kg−m)を搭載したGT-iがラインアップに加わり、1リットルターボもインタークーラー付きとして82psにパワーアップ。これらスポーティモデルが注目を集めた。

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