VWは8月31日、第9世代となる『パサートヴァリアント』を発表した。これまで主力であったセダンは現時点で発表されていないが、SUV風ワゴン『パサートオールトラック』は開発が進められているようだ。
◆PHEVがメインになるSUV風「オールトラック」
VWパサートは1973年から販売されており、VWを代表するモデルと言って良いだろう。これまで2/4ドアファストバック、3/5ドアハッチバック、5ドアワゴンなどを設定。第3世代からはセダンとステーションワゴンのヴァリアントがラインナップされてきた。
しかし、新型となる第9世代では現段階でヴァリアントが發表されているのみで、セダンはない。このままセダンが廃止される可能性も否定できないが、先々代（日本では先代）で設定されたSUV風モデル「オールトラック」は準備されるとみられる。
ヴァリアントよりリフトアップされたサスペンションと、プラスチック製のボディクラッディングを備えているのが大きな特徴。全輪駆動システム「4モーション」と、デュアルクラッチトランスミッション（DSG）を組み合わせる。
パワートレインは、ヴァリアントと共有する2種の「eHybrid」つまりプラグインハイブリッド（PHEV）がメインとなる。どちらも1.5リットルTSIエンジンを搭載する。ベースモデルでは最高出力201ps、最大トルク350Nmを発揮、強化モデルでは最高出力268ps、最大トルク400Nmを発揮する。また19.7kWhバッテリーを積み、EV航続は62マイル（100km）の動力パフォーマンスを持つ。
画像はロシアの自動車メディア「KOLESA RU」の協力により作成した予想CGだ。新型パサートヴァリアント をベースにしながらも力強いデザインとなっていることがわかるだろう。その登場時期もそう遠くないはずだ。
