フォルクスワーゲン(Volkswagen)は5月20日、『エアロB』 の生産を2023年から、ドイツ・エムデン工場に完成した電動車専用の組み立て新工場で行うと発表した。
エアロBは、フォルクスワーゲンの新型EVの社内コードと見られる。フォルクスワーゲンによると、エアロBには、セダンと「バリアント」(ワゴン)がラインナップされるという。このことから、エアロBとは、『パサート』後継車を指している可能性が高い。
フォルクスワーゲングループは、2030年までの中期経営戦略、「NEW AUTO」において、2021〜2025年までに、将来のテクノロジーに890億ユーロを投資する計画だ。将来のテクノロジーへの投資を増額することにより、フォルクスワーゲングループは競争力を強化する。電動化とデジタル化など、将来のテクノロジーへの投資額の890億ユーロは、グループ全体の総投資額の1590億ユーロの56%を占め、初めて最大の割合となる。
フォルクスワーゲングループは2025年までに、EVの分野のグローバルマーケットリーダーになることを目指している。この目標達成に向けて、欧州の工場のEV工場に切り替えを、さらに進めていく。フォルクスワーゲングループは、2026年までに販売される新車の4台に1台が、EVになると予想している。
フォルクスワーゲングループの電動化戦略において、エアロBは重要なモデルに位置付けられる。2023年、まずはセダンが登場し、翌2024年、バリアントが発表される予定だ。
VW『エアロ B』、2023年から生産へ… パサート 後継EVの可能性も
2022年05月27日(金) 20時30分
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