ヤマハ発動機販売は、燃料ポンプの不具合によるリコールを発表した。
不具合が見られるのは、燃料装置の一部である燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)。成形条件が不適切なため樹脂密度が低下し、燃料によって膨潤して変形する可能性があると。これにより、インペラがポンプカバーに接触し、燃料ポンプの作動不良を引き起こす恐れがある。最悪の場合、走行中にエンジンが停止する(エンスト)リスクが指摘されている。
リコール対象となるのは、交換修理用部品として出荷し、組付けられた可能性がある車両が特定できた「XJR1300」3台。このほか、交換修理用部品として出荷し、組付けられた車両が特定できないものとして「XJR1300」「XJR1300L」「FZ1 FAZER」「FZ1」「MT-01」「YZF-R6」「XVS1300」の7車種、209個の部品が対象となる。
ヤマハは、リコール対象車を保有する顧客に直接連絡を取り、無償での修理を実施している。
また、「運転時のお願い」として、「エンジンを始動する時に掛かりにくい、走行中に加速しないなどのエンジン不調と思われる症状が発生した場合は、お早めにヤマハ販売店までご連絡ください。なお、万が一走行中にエンストが発生した場合は、安定性を損なわないようにブレーキを掛け他の交通の妨げとならない場所に車両を停め、運転者と同乗者の方は、安全な場所に避難してください」と呼びかけている。
ヤマハ『XJR1300』、燃料ポンプ不具合でリコール
2024年01月30日(火) 13時15分
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