普段使いに特化したスタイリッシュなデザインのヤマハ PAS CRAIG(マットラベンダー)《写真撮影 宮崎壮人》

ヤマハ発動機は、電動アシスト自転車「PAS」シリーズの新規車種『PAS CRAIG(パス・クレイグ)』を、2024年3月29日に発売する。週末の街乗りや通勤など、普段使いに特化したスタイリッシュなデザインのシティーモデルで、初めて電動アシスト自転車に触れる30〜40代男性をターゲットとした。価格は12万9000円。

◆気軽に乗れるスタイリッシュな電動アシスト自転車
「PAS CRAIG」は、“Urban Outrunner”をコンセプトに開発。これまでPASシリーズの顧客はシニア層や子育てママが中心だったが、電動アシスト自転車市場の拡大にともない「街中を走るのに十分なスペックと、デザインを重視したいニーズが一定数あることに注目した」(ヤマハ発動機 SPV事業部事業企画部 商品戦略グループ 碓井紗和さん)ことから投入された。

車名の「CRAIG」は、CROSSBIKE=クロスバイクらしいフレーム、RAPID=電動アシストで素早く駆け抜ける、AGILE=細さからくる身軽な印象、INTELLIGENCE=知性を感じさせるシンプルな形状、GLAD=所有する、運転する喜び、それぞれの頭文字をとった。クロスバイクタイプのデザインながら本格的なeバイクほどの高性能ではなく、価格を抑えることで新規層にアピールする。

こだわりはデザインだ。「街中の様々なシーンにフィットするシンプルで上質なデザインを目指した」(同社 クリエイティブ本部 プロダクトデザイン部 北山亮平さん)というPAS CRAIGは、細身のパイプフレームをメインとしたシンプルでスタイリッシュなデザイン、ブラックリムの採用など細部の配色までこだわったカラーリング、そして街乗りにちょうどいいスペックをバランスさせた。

フレームは横から見ると2つの三角形が組み合わさったシンプルな形状(ダブルトライアングルフレーム)とし、形状も円形の筒状とした。普段乗りを想定しているため、跨がりやすいベストバランスを追求したという。鉄フレームであることにもこだわった。チェーンケース(ペダルの根本部分)も、多くの普段乗り電動アシスト自転車ではプラスチック性だが鉄製にこだわりコンパクト化。ブラック塗装とすることでシックで上質なイメージとしている。

カラーリングは3色で、ファッショナブルさと高品質な印象の「マットラベンダー」、アウトドアファションを思わせるアースカラーの「マットグレイッシュベージュ」、シンプルでさまざまな服装にも合わせやすい「マットジェットブラック」を用意する。

取り外しての充電が可能なリチウムイオン電池を搭載し、一充電あたりの走行距離は「オートエコモードプラス」で70km、アシストパワーを強めた「強モード」で36km。充電時間は約2.5時間となっている。

ヤマハ PAS CRAIGと商品企画の碓井紗和さん(中央)、デザイナーの北山亮平さん(右)《写真撮影 宮崎壮人》 ヤマハ PAS CRAIG(マットジェットブラック)《写真撮影 宮崎壮人》 ヤマハ PAS CRAIG(マットジェットブラック)《写真撮影 宮崎壮人》 ヤマハ PAS CRAIG(マットジェットブラック)《写真撮影 宮崎壮人》 ヤマハ PAS CRAIG(マットジェットブラック)《写真撮影 宮崎壮人》 ヤマハ PAS CRAIG(マットジェットブラック)《写真撮影 宮崎壮人》 ヤマハ PAS CRAIG(マットジェットブラック)《写真撮影 宮崎壮人》 ヤマハ PAS CRAIG(マットジェットブラック)《写真撮影 宮崎壮人》 ヤマハ PAS CRAIG(マットジェットブラック)《写真撮影 宮崎壮人》 ヤマハ PAS CRAIG(マットラベンダー)《写真撮影 宮崎壮人》