アウディ S7 スポーツバック の2024年モデル《photo by Audi》

アウディは6月1日、高性能大型4ドアクーペ『S7スポーツバック』(Audi S7 Sportback)の2024年モデルの受注を欧州で開始した。

◆アルミ調インレイ付きのシングルフレームグリル
2024年モデルには、アルミ調インレイ付きのシングルフレームグリルを採用する。フロントのサイドエアインテークを強調するために、マットダーククローム仕上げとした。フロントスポイラーは、セレナイトシルバーで塗装されている。S7スポーツバックに標準装備される5アームダブルスポークの20インチアルミホイールは、プラチナムグレー仕上げとした。

ボディカラーは合計12色用意される。新色として、アルコナホワイトとマデイラブラウンメタリックが追加された。グレナディンレッドメタリックとアスカリブルーメタリックも設定されている。

インテリアのインレイには、8種類のバリエーションがある。オリーブツリーナチュラルとアッシュボルカニックグレーナチュラルのウッドインレイと、ダイナミカマイクロファイバーで覆われたインレイが新たに追加されている。

◆最大出力は344psで最大トルクは71.4kgm
S7スポーツバックは、『A7スポーツバック』がベースの高性能モデルだ。欧州仕様車のパワートレインはディーゼルになる。S7スポーツバックのパワートレインには、直噴3.0リットルV型6気筒ターボディーゼル「TDI」エンジンを搭載する。このエンジンは、ターボチャージャーと電動コンプレッサーでダブル過給されているのが特長だ。電動コンプレッサーは、発進時やエンジンが低回転の状態から加速する場合などに、ターボチャージャーの働きをサポートして、優れたレスポンスとフレキシブルなドライバビリティを追求する。

この結果、最大出力344ps、最大トルク71.4kgmを獲得する。71.4kgmの豊かなトルクは、2500〜3100rpmで引き出される特性を持つ。トランスミッションは8速「ティプトロニック」で、駆動方式は4WDの「クワトロ」だ。動力性能は、0〜100km/h加速が5.1秒、最高速は250km/h(リミッター作動)となる。

S7スポーツバックには、48Vのマイルドハイブリッドを採用した。48ボルトの電源システム、BAS(ベルト駆動式オルタネーター・スターター)、蓄電容量10Ahのリチウムイオンバッテリーを組み合わせ、走行中に最長で40秒エンジンを休止させ、惰性走行で燃費を稼ぐ。エンジンのスタート/ストップ機能も、22km/h以上の幅広い走行条件で作動する。減速時には、BASが最大8kWのエネルギーを回生する。アウディによると、マイルドハイブリッドの効果により、実走行で100kmあたり最大0.4リットルの燃料消費を削減するという。

◆アウディバーチャルコクピットを標準装備
S7スポーツバックの2024年モデルには、「アウディバーチャルコクピット」が標準装備された。12.3インチのスクリーンと1920×720ピクセルのフルHD解像度を持つフルデジタルインストルメントパネルが付く。ドライバーはマルチファンクションステアリングホイールから、アウディバーチャルコックピットを操作し、クラシックビューやインフォテインメントモードを選択できる、としている。

アウディ S7 スポーツバック の2024年モデル《photo by Audi》 アウディ S7 スポーツバック の2024年モデル《photo by Audi》 アウディ S7 スポーツバック の2024年モデル《photo by Audi》 アウディ S7 スポーツバック の2024年モデル《photo by Audi》 アウディ S7 スポーツバック の2024年モデル《photo by Audi》 アウディ S7 スポーツバック の2024年モデル《photo by Audi》 アウディ S7 スポーツバック の2024年モデル《photo by Audi》 アウディ S7 スポーツバック の2024年モデル《photo by Audi》 アウディ S7 スポーツバック の2024年モデル《photo by Audi》