AESCジャパン、米国サウスカロライナ州にEV用電池工場を着工

リチウムイオン電池大手のAESCジャパンは、米国サウスカロライナ州フローレンス郡に建設する予定の電気自動車(EV)用リチウムイオン電池の新工場の起工式を実施した。

新工場は使用する電力を100%再生可能エネルギーとするグリーン工場で、2026年かた稼働する予定。生産能力は年間30ギガワット時。

既存のEV用リチウムイオン電池よりエネルギー密度を20%高くし、EVへの充電時間の短縮とともに、EVの航続距離を30%伸ばす次世代バッテリーを製造する。BMWの米国工場をはじめ、複数の自動車メーカーに供給する予定。

新工場の稼働でスマーナ工場、建設中のボーリンググリーン工場を合わせた同社の米国での電池生産能力は年間70ギガワット時となり、市場拡大が見込まれる米国のEV向け電池のニーズに対応していく。

フローレンス工場の起工式の様子《写真提供 AESCジャパン》