アコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブ《写真提供:Terra Motors》

テラモーターズは4月19日、アコーディア・ゴルフが運営する全国151か所のゴルフ場・ゴルフ練習場にEV充電インフラ「テラチャージ」の導入が決定したと発表した。

2035年のガソリン車新車販売禁止に向けて、国内でもEV化の機運が高まっている。テラモーターズでは、特に導入障壁が高いマンション(基礎充電)とお出かけ先(目的地充電)を中心としたEV充電インフラ網の拡充に取り組んでいる。

ゴルフ場は市街地から離れた立地にあり、ゴルフクラブなどの用具の持ち運びも伴うため、長距離の車移動となることが多く、滞在時間も長い。また、ゴルフ場利用者はEVのユーザーも多く、滞在先にEV充電設備があるかどうかが重視されている。同時にゴルフ場はESG経営の観点からも環境意識が高く、EV充電インフラの導入検討が積極的に進められている。

アコーディア・ゴルフは、国内最多の171コースを運営。環境保護に力を入れており、これまでにもLED化の促進やオール電化等、幅広い施策をしてきた。その一環として、EV充電設備の導入検討も進めてきた中、今回、テラチャージをゴルフ場144か所、ゴルフ練習場7か所に導入することを決定した。

テラチャージは、2022年4月より開始したEV向け充電インフラ。EVの充電設備、充電時間の設定や料金決済を行う専用アプリ、管理クラウド、充電設備の設置工事、ハードおよびソフトの管理運営までを一貫して担う。今回、日本製のテラチャージは、部品供給やアフターメンテナンスにおける懸念が少なく、長期間の稼働が前提となるインフラとして最適である点が評価された。

テラモーターズでは、アコーディア・ゴルフ運営の全国151か所のゴルフ場・ゴルフ練習場へのテラチャージ導入を順次進め、2023年中のEV充電インフラ整備を目指していく。

テラチャージ《写真提供:Terra Motors》