曙ブレーキ工業は7月25日、スペイン・セアト社の高性能SUV、クプラ『フォルメントールVZ5』に同社製フロント6ポットディスクブレーキキャリパーが採用されたと発表した。
「Cupra(クプラ)」はフォルクスワーゲングループのセアト社が2018年に設立した高性能ブランド。フォルメントール VZ5はその最新鋭高性能クロスオーバーSUVとなる。
今回採用された対向6ポットディスクブレーキキャリパーは、同社がF1などモータースポーツ用ブレーキ開発で培った技術を応用。ピストン径の最適な組み合わせにより摩擦材の摩耗や熱伝達を均一化するとともに、高い放熱性を実現する。さらに、キャリパーサイズを最適化することでブレーキ制動時の安定性を向上。高い制動性能だけでなく、軽量化と耐久性を両立した。
なお、クプラブランドに曙ブレーキ製品が採用されたのは今回が初となる。
スペインの高性能SUVが曙ブレーキ製部品を採用
2022年07月26日(火) 10時00分