VWポロ(2017年)《写真提供 フォルクスワーゲングループジャパン》

フォルクスワーゲングループジャパンは6月29日、『ポロ』など14車種について、燃料漏れのおそれがあるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、『ポロ 1.2/66kW』、『クロスポロ 1.2/66kW』、『ポロ ブルーGT/110kW』、『ザ・ビートル 1.4/110kW』、『ザ・ビートル デューン 1.4/110kW』、『ゴルフ ヴァリアント 1.4/103kW』、『ゴルフ ヴァリアント 1.2/77kW』、『ゴルフ 1.2/77kW』、『ゴルフ 1.4/103kW』、『ゴルフ トゥーラン 1.4/110kW』、『ティグアン 1.4/110kW』、『パサートセダン 1.4/110kW』、『パサートヴァリアント 1.4/110kW』、『シャラン 1.4/110kW』の14車種で、2015年6月20日から2019年8月30日に輸入された9万1241台。

対象車両は、エンジンに装着されている燃料パイプの取付けボルトにおいて、締め付けトルクの設計値が不適切なため、走行振動等によりボルトが緩むものがある。そのため、燃料漏れにより、ガソリン臭の発生とともに、エンジン制御システム故障の警告灯が点灯し、最悪の場合、走行不能になるおそれがある。

改善措置として、全車両、燃料パイプ取付けボルトを新品へ交換し、規定トルクで締め付ける。

不具合は149件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。

対象車種《表提供 国土交通省》 対象車種《表提供 国土交通省》 改善箇所《図版供 国土交通省》