ヒョンデ・ネッソ日本導入《photo by Hyundai》

韓国ヒョンデモーター(現代自動車)は2月8日、日本市場に12年ぶりに再参入すると発表した。再参入に際しヒョンデはディーラー網を持たずにオンラインを通じて電気自動車(EV)と燃料電池車(FCEV)の電動車両のみを販売するとしている。

ヒョンデが日本市場に投入するFCEV『NEXO(ネッソ)』の価格は776万8300円。オンラインで5月から注文を受け付け、納車開始は7月を予定している。

日本法人ヒョンデモビリティジャパンの佐藤健シニアプロダクトスペシャリストは同日の発表会でネッソについて「ネッソは幅広いニーズに対応するSUVタイプのFCEV。ヒョンデは水素社会の実現に積極的な国である日本でカーボンニュートラルに貢献したい」と強調した。

また動力性能では「156.6リットルの水素タンクは約5分で充填、1充填で約820kmの走行が可能。毎日の通勤から休日の長距離走行まで、日常をより豊かにする」と解説。運転支援機能では「スマート駐車補助システムおよびサラウンドビューモニターを装備することによって、駐車時のストレスを減らし、またユニークな後進ガイドラインLEDランプは車両の後退を周囲に知らせ、周辺の車両や歩行者との接触も防ぐことができる」としている。

一方、エクステリアに関して占部貴生R&Dセンターデザインチーム長は「フロントデザインはカスケーディンググリルとホライゾンLEDポジショニングランプを採用しており、全体的に未来志向をイメージしている。リバーストーンのナチュラルな曲面をモチーフにデザインされた滑らかで美しいボディサイド。フローティングルーフにはルーフが車体の上に浮いているような視覚的な効果がある。リアデザインアはLEDリアコンビランプとフルコンシールドリアワイパーによってシンプルにかつデザインとの調和が図られている」と説明。

加えて「空力性能向上のためのエアカーテン、オートフラッシュドアハンドル、そして車体底面のフルアンダーカバーの採用により、走行安定性能を向上させ、環境への負荷も低減させることができた。SUV特有の大きな前面投影面積にも関わらずCd値0.32を達成している」と占部氏は明かした。

インテリアでは「環境に優しい素材を積極的に使用した。サンバイザーカバー、ヘッドラインなどの生地を大豆、竹、サトウキビなどから抽出したバイオ繊維を用いている。またダッシュボードにはバイオペイントを使用している。パワートレインだけでなく内装部分までが環境に優しいクルマであってこそ真のエコカーという考え方」と述べていた。

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