急速充電器(集配車両および来局者兼用)※イメージ《写真提供 三菱自動車工業》

三菱自動車は10月29日、日本郵政グループと東京電力グループによるカーボンニュートラル化の推進に向けた実証実験に参画すると発表した。

日本郵政、日本郵便、東京電力ホールディングスは4月23日、電気自動車(EV)用急速充電器を郵便局に整備するなどカーボンニュートラル社会実現に向けた戦略的提携の締結で合意した。この提携は、今後、郵便局の集配用車両への電気自動車(EV)導入拡大に際して、東京電力グループが整備する充電設備の一部を地域の企業や、来局者に利用してもらうほか、郵便局に設置する太陽光発電施設やEVなどを活用し、停電や台風時などの災害に強いまちづくりに貢献するというもの。

三菱自動車は小山郵便局(栃木県)および沼津郵便局(静岡県)で始まる実証実験に参画。郵便局の集配用EV車両『ミニキャブ・ミーブ』の走行データと電池残量の推移などのデータを取得・分析し、今後導入する郵便局の集配用EV車両だけでなく、商用EV全体の走行性能の向上に取り組む。

実証実験は小山郵便局で11月10日より、沼津郵便局で11月18日よりスタート。実証実験の結果を踏まえて、今後のさらなる展開を検討していくとともに、日本のカーボンニュートラル社会の早期の実現に貢献していく。

実証実験のイメージ《写真提供 三菱自動車工業》 災害時用外部給電器の配備(集配車両用)※イメージ《写真提供 三菱自動車工業》