マツダ車専門のチューナー、オートエクゼは、東京オートサロン2021バーチャルオートサロンで、新発売の『ロードスター』用チューニングキット「AutoExe ND-06S」や、『MX-30』のカスタムキット「AutoExe DR-06」を展示した。
AutoExeND-06Sは、現行ロードスター(ND)に、高限界の性能を求める硬派にむけたカスタムキット。「許し得る限界ギリギリまで快適性を削ぎ落し、そのマージンを運動性能へ転化した」というモデル。
その特徴は、荷重移動時にタイヤのグリップを最大限に活かすべく、低重心化。ロール剛性を200%以上強化し、操舵に瞬時に反応するきわめて俊敏な特性へとチューンした点。
ブレーキは高負荷に耐えられるよう、ローター適正温度をノーマルの約2倍、800度まで高めた。また、積極的に外気を取り入れ効率よく排出する吸排気系と、シートをはじめとする操作系を調整。ワイド&ソリッド感を表現した新スタイリングキットなど、車種発想にもとづくコンプリートチューニングを貫いた。
そのコア部分が、低重心と高ロール剛性をテーマに開発したクラブスポーツサス・キット。ワインディングやサーキットをフルスロットルで駆け抜けるといったハードな状況下でも、正確な操作性をキープすべく、バネ定数と減衰特性を徹底して鍛え上げたという。
基準車高は-30mm。ダンパーは、高負荷時の熱変換能力と、減衰特性の変化が少ないモノチューブ式を採用。そこに組み合わせるスプリングは、バネ定数がリニアに立ち上がる直巻きタイプを採用した。
こうした足回りのチューニングで、可能な限り高ロール剛性なスペックとし、「スピードレンジを問わず変化感の高いソリッドな運転感覚」に仕立てている。
また、デビューしたばかりのMX-30(DR)がベースの、開発中AutoExeDR-06 は、スポーティで高品位な乗り味にチューニング。『RX-7』『RX-8』やロードスターに対応したストリートスポーツサスキット、ストリートスポーツブレーキパッドなどをさっそくMX-30に組み入れ、RAYS『GL AZURE 57ANA』ホイールとブリヂストン『TURANZA T005A』を組み合わせた足を装着した。
さらに、エンジン系では、ラムエアインテークシステム、インテークサクションキット、スポーツオイルフィルター、オイルフィラーキャップ、オイルレベルゲージグリップ、フューエルキャップカバー、そしてストラットタワーバー、フロアクロスバー、メンバーブレースセット、モーションコントロールビームといった剛性系パーツも組み入れている。
オートエクゼは早くも MX-30 のチューン版を、ロードスターむけ最新キットも…東京オートサロン2021
2021年01月17日(日) 18時30分
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