“ダイサン”東京旧車会《写真撮影 嶽宮三郎》

“いつもの第3日曜日”となった10月18日、紅葉が始まりかけた東京の奥庭に様々なヒストリックカーが集まった。

イスズスポーツ(東京都羽村市)の呼びかけで行われている「東京旧車会」は15年以上が経(た)ち、毎月第3日曜に開催の“ダイサン”としてすっかり定着。この日も東京都奥多摩町にある奥多摩湖畔の駐車場に早朝から国内外の旧車や名車が並んだ。

この日、地味ながら目を引いたのは三菱の『シグマ』と『ラムダ』。新車購入から42年間乗り続けているというシグマ1600SLスーパーは今もオリジナル性を保っていた。子供のころミニカーでそのスタイルに魅せられ、今年免許取得後すぐにラムダGSLスーパーを購入したという大学生も。希少な姉妹車『エテルナ』を含め計5台が一度に並んだのは珍しい。

もう1台、三菱車で気になったのは『デボネア』。2代目の最終型でV6の3リットルエンジンを搭載した「スーパーエクシード」だ。両親をドライブで楽しませるため40代で奮発して新車購入。その後両親は他界し、諸事情で手放すも3年後に買い戻したというオーナーである。途中のオーナーも丁寧に乗っていたらしく、走行距離はまだ4万8000km。ホイール以外はオリジナルで、これからは思い出と自分のために大切に維持していきたいという。

日産『スカイライン』も旧車イベントではありがちな「GT-R」ではなく、「GT-X」と「GT」が4台並んだ。いずれも“R”風に改造せずオリジナル性が高く、改めて丹精なたたずまいに見とれた。

常連組は『べレット』や『117クーペ』などのいすゞ車。このほか『サニー』やスバル『360』、BMW『2002』、アルピーヌ『A110』、ポルシェ『356』、マツダ『コスモAP』『シャンテ』、トヨタ『クラウン』など、あらゆるジャンルの旧車が集まり、オーナーたちは穏やかな初秋の1日を楽しんだ。

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