トヨタ自動車は10月5日、『プリウス』のハイブリッドシステムに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは2009年3月23日〜2014年11月12日に製造された124万9662台。
ハイブリッドシステムにおいて、異常判定時の制御プログラムが不適切なため、急加速時等の高負荷走行中に昇圧回路の素子が損傷した場合に、フェールセーフモードに移行すべきところ、移行できないことがある。そのため、警告灯が点灯し、ハイブリッドシステムが停止して、走行不能となるおそれがある。
改善措置として、全車両、制御ソフトを対策仕様に修正する。制御ソフト修正後に素子が損傷して警告灯が点灯した場合は、電力変換器(DC-ACインバータ)のモジュールを無償交換する。
トヨタでは2014年2月、プリウスのハイブリッドシステムに起因する不具合が308件起きたことを受け、99万7000台を対象にリコールを届け出た。その後、2015年7月に『プリウスα』およびダイハツ『メビウス』にも同様の不具合が78件発生したとして、34万2401台を追加リコール。今回、改善措置に一部不備があったとして、その内容を修正して3度めのリコールを届け出た。
なお、ハイブリッドシステム不具合に起因する事故は起きていない。
プリウス 125万台、ハイブリッドシステムに不具合…改善措置を修正して3度目のリコール
2018年10月05日(金) 18時36分
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