スズキは3月8日、『ソリオ』など4車種、合計12万4245台について、補機ベルトおよび機械式自動変速機コントローラに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
補機ベルトについては、マイルドハイブリッド車およびハイブリッド車にて、ウォーターポンプベルトの強度が不足しているため、使用過程で破断することがある。そのため、ISG(モーター機能付発電機)とウォーターポンプが作動しなくなり、発電不良により充電警告灯が点灯し、冷却水温上昇により水温警告灯が点灯。また最悪の場合、エンジンが停止して再始動できなくなるおそれがある。
対象となるのは、スズキ『ソリオ』、『イグニス』、『スイフト』、三菱『デリカD:2』の4車種で、2015年7月29日〜2017年3月2日に製造されたマイルドハイブリッド車またはハイブリッド車11万2725台。
改善措置として、全車両、ウォーターポンプベルトを対策品と交換する。
不具合は218件発生、事故は起きていない。市場からの情報により届け出た。
機械式自動変速機コントローラについては、制御プログラムが不適切なため、走行中に制御と異なるギヤに噛み合うことがある。そのため、警告灯が点灯するとともにフェールセーフが働き、クラッチを切断して、駆動力が伝わらなくなり、走行不能となるおそれがある。
対象となるのは、ソリオ、スイフト、デリカD:2の3車種で、2015年12月1日〜2017年11月9日に製造されたハイブリッド車1万1520台。
改善措置として、全車両、機械式自動変速機制御コントローラの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。
不具合は10件発生、事故は起きていない。市場からの情報により届け出た。
スズキ ソリオ など12万台をリコール…走行不能となるおそれ
2018年03月08日(木) 16時57分
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