気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2017年9月5日付
●北制裁逃れ外貨稼ぎ、石炭輸出東南アジアに変更、アフリカに武器を提供(読売・1面)
●JAL新国際線攻勢、ANA増便で対抗、国の経営監視解け(読売・8面)
●タクシーの配車AIでスイスイ、DeNA、横浜で実験(朝日・8面)
●車載カメラ発火8万台リコール、ユピテル(毎日・26面)
●スズキ、国内累計販売が2500万台突破(産経・10面)
●名車長く愛して、各社補修や部品再販(東京・6面)
●全給油所「ENEOS」に、JXTGエネ、需要減で統一、「エッソ」終了(日経・1面)
●自動運転実験後押し、行政手続き1か所で、東京都、愛知県、特区を活用(日経・4面)
●ベトナム初の国産車 不動産大手のビン参入25年に年50万台めざす(日経・13面)
●独新車販売8月3.5%増、乗り換え需要で(日経・16面)
●中国新車販売,日系は好調、8月、ホンダ・トヨタ2ケタ増(日経・16面)
●東京五輪バス不足、夏の繁忙期、都外に打診も(日経・35面)
ひとくちコメント
「看板娘」とか「看板倒れ」などと、看板にまつわるエピソードは数え切れないほどあるが、企業によっては、看板がブランドそのものになっているケースも多い。そんな中、石油元売り最大手のJXTGエネルギーが、ガソリンスタンドのブランドを2020年までに旧JXの「ENEOS」に統一するそうだ。
きょうの日経が1面準トップで報じている。それによると、経営統合した東燃ゼネラル石油がエクソンモービルとのライセンス契約で使用していた世界ブランドの「エッソ」や「モービル」などは順次、使用をやめて看板を塗り替えるという。
「ENEOS」は旧日本石油と三菱石油の経営統合で誕生した新ブランドだったが、「ENEOS」に一本化する背景について、日経は「国内にある給油所全体の4割強を占める統一ブランドを作り、販売施策の統合を推進。エコカーの普及で加速するガソリン需要の減少に備える」などと伝えている、
また。ブランドの統一は、2018年から順次切り替え、JXTGが公式スポンサーを務める20年の東京五輪までに終える予定だそうだが、公式スポンサーだからとはいえ、東京五輪開催とどう関連するのかは説得力にかける。
それはともかくとして、地方の過疎地を中心に廃業に追い込まれるガソリンスタンドが後を絶たない。「ブランド統一」とはマイルドな表現だが、それを建前に「店じまい」するエッソやモービル店がどれほどあるのかも、ウオッチしたい。
【新聞ウォッチ】消える「エッソ」「モービル」、JXTGエネのスタンドを「ENEOS」に統一
2017年09月05日(火) 09時41分
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