帝国データバンクは、三菱自動車グループの下請企業実態調査結果をまとめた。
三菱自グループと直接、間接的に取引がある下請企業(一次下請先、二次下請先)を抽出し、社数・従業員数(非正規社員を除く)合計、都道府県別、業種別、年商規模別に調査・分析した。調査は、三菱自の燃費不正が発覚し、日産自動車の傘下に入る前の2016年4月に続き2回目。
調査結果によると三菱自グループの下請企業は全国に8398社あることが判明、前回調査から621社増加した。一次下請先、二次下請先の総従業員数は43万8749人で約2万7000人増えた。日産との資本提携で日産系列との取引が増えていると見られる。
都道府県別に見ると、「愛知県」が1493社でトップ。上位10都府県で前回調査から順位の変動はなかった。一方で、燃費不正をしていた軽自動車を生産している水島製作所のある「岡山県」が505社で社数が減少した。軽自動車の生産が長期間停止したことなどから三菱自との取引を止めた企業があった模様。
業種別に見ると、一次下請先では「自動車部分品製造」が42社、二次下請先では「金型・同部品等製造」で291社とそれぞれトップだった。
年商規模別に見ると、一次下請、二次下請ともに「1億〜10億円未満」が最多で合計4440社だった。
三菱自動車、日産の傘下入りで下請け企業が増加…岡山県では三菱離れ
2017年05月12日(金) 09時36分
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