(イメージ)《画像提供 イラストAC》

ナビタイムジャパンは3月26日、配達専用アプリ「配達NAVITIME」において、高速道路会社6社と連携し、原付バイクの高速道路への誤進入を防ぐ「誤進入注意ポイント案内」機能の提供を開始した。

配達NAVITIMEは、荷物配達先の正確な把握から登録・管理、配達時間帯指定を考慮した効率的なルート検索と配達先までのナビゲーションを提供するアプリ。郵便番号入力による迅速な荷物登録・管理機能や、最適な巡回ルート検索、3種の地図表示など、配達業務に特化した機能を備えている。また、狭い住宅街や未知の場所でも安全運転を支援するナビゲーション機能も搭載し、配達員の安全と効率を両立させる。

新機能は、配達車両を「原付バイク」に設定したユーザーに対して、誤進入が多発した高速道路出入口(全国計108か所)を「誤進入注意ポイント」として特定。アプリ画面上にポイントまでの距離と進入禁止を示すアイコンを表示し、音声案内で注意を促す。これにより、配達員が安全に業務を遂行できるようサポートする。

国土交通省のデータによると、高速道路への誤進入は年間3828件に上り、特にフードデリバリー市場の拡大に伴い、原付バイクによる誤進入が増加傾向にある。ナビタイムジャパンは、これまでにも二輪車の交通規制データを活用し、原付バイク専用の安全なルート検索や事故多発地点の注意喚起を行ってきた。今回の新機能追加により、より具体的な安全対策が可能となる。

ナビタイムジャパンは、今後も「自転車」を配達車両に設定しているユーザーに対しても、「誤進入注意ポイント案内」機能を提供する予定。これにより、配達業務の安全性をさらに向上させ、交通事故の削減に貢献することを目指していく。

誤進入注意ポイント案内《画像提供 ナビタイムジャパン》 高速道路への誤進入は年間3828件発生《画像提供 ナビタイムジャパン》