ホンダ・プロローグ《photo by Honda》

ホンダの米国部門は3月7日、新型電動SUVの『プロローグ』(Honda Prologue)が、米国政府による最大7500ドルのEV税額控除の対象になると発表した。

プロローグは、GMの「アルティウム」バッテリーを搭載し、ホンダとGMの共同開発モデルになる。アルティウムバッテリーは、大容量のパウチ型セルをバッテリーパック内で垂直にも水平にも積み重ねることができる方式を採用している。これにより、エンジニアは各車両のデザインに応じて、バッテリーの蓄電容量やレイアウトを最適化することができるという。

シングルモーターの前輪駆動モデルの場合、モーターは最大出力212hp、最大トルク32.6kgm。デュアルモーターのAWDモデルの場合、モーターは最大出力288hp、最大トルク46kgmを引き出す。バッテリーの蓄電容量は85kWh。1回の充電での航続は、シングルモーターの前輪駆動モデルの場合、最大476kmに到達する。最大出力150kWのDC急速充電を利用すれば、およそ105kmの航続に必要なバッテリー容量を、約10分で充電できる。

プロローグは、数週間以内にホンダの米国ディーラーに到着する予定。新しいEV購入者が安心して乗れるよう、包括的な充電ソリューションも用意される。

ホンダ・プロローグ《photo by Honda》 ホンダ・プロローグ《photo by Honda》 ホンダ・プロローグ《photo by Honda》 ホンダ・プロローグ《photo by Honda》