ダムド リトル5<サンク>(東京オートサロン2024)《写真撮影 山内潤也》

近年は軽自動車をベースとしたレトロクラシックなカスタムカーを展開し人気のダムド。12日に開幕した「東京オートサロン2024」で初公開し会場の注目を集めていたのは、スズキ『ジムニー(ジムニーシエラ)』をベースに、往年のヨーロピアンコンパクト風に仕上げた2台のカスタムだ。

◆「ヨーロピアン マスターピース」をジムニーで再現
ダムドは2019年よりジムニーのレトロカスタムの新作を毎年発表し、常に話題を提供している。毎度、遊び心あふれる提案を見せてくれているが、今年のテーマは「ヨーロピアン マスターピース」。イタリアのホイールメーカーOZ Racing社とのコラボレーションにより、不朽の名作ホイール「Rally Racing」を当時のレトロデザインそのままに復刻。これに合わせて、80年代を彩ったヨーロピアンコンパクトをオマージュしたカスタムアレンジを誕生させた。クルマ好きなら思わずニヤリとさせられてしまうスタイリングに仕上がっている。

ブルーの1台が「リトル5<サンク>」。その名の通り、ルノー『サンク』を思わせるフロントマスクだ。WRCでの活躍から、コンパクトながら「フレンチモンスター」と呼ばれたその意匠をジムニーシエラと融合させている。角形ヘッドライト、ブラックのバンパーは、まさしくサンクターボ。そしてドアパネルに描かれた「NON TURBO」の文字は、“らしさ”を感じさせながらもダムド流の洒落が効いている。ブランドロゴが描かれた菱形のエンブレムも装着されるなど芸が細かい。

レッドの1台は「リトルΔ<デルタ>」。ランチア『デルタ』、それもやはりモータースポーツの世界で活躍した「HFインテグラーレ」を彷彿とさせるスタイリングを、ジムニーシエラに落とし込んだ。Rally Racingとのマッチングもあり、オフロードでのパフォーマンスに期待したくなる出立ちだ。直立したリアスポイラー、そしてブラウンレザーのシートはまさしくランチア、往年のイタリアの風を感じさせる。

この2台のほかにもトヨタ『ハイエース』をベースにオフロード感とレトロ感をミキシングした、遊べるワンボックス「DEFACE」、ダイハツ『アトレー』をベースにアメリカンなバンスタイル、ピックアップトラックスタイルを提案する「ATRAI FUZZ(アトレーファズ)」2台を初公開。バンタイプにはアンティーク家具のようなエイジング塗装も施されるなど、細かい部分にもこだわりの詰まった見所は多い。

「東京オートサロン2024」は14日まで開催。会場は幕張メッセ。ダムドは国際展示場 北ホールにブースを構える。

ダムド リトル5<サンク>(東京オートサロン2024)《写真撮影 山内潤也》 ダムド リトル5<サンク>(東京オートサロン2024)《写真撮影 山内潤也》 ダムド リトル5<サンク>(東京オートサロン2024)《写真撮影 山内潤也》 ダムド リトル5<サンク>(東京オートサロン2024)《写真撮影 山内潤也》 ダムド リトル5<サンク>(東京オートサロン2024)《写真撮影 山内潤也》 ダムド リトル5<サンク>(東京オートサロン2024)《写真撮影 山内潤也》 ダムド リトル5<サンク>(東京オートサロン2024)《写真撮影 山内潤也》 ダムド リトル5<サンク>(東京オートサロン2024)《写真撮影 山内潤也》 ダムド リトルΔ<デルタ>(東京オートサロン2024)《写真撮影 山内潤也》 ダムド リトルΔ<デルタ>(東京オートサロン2024)《写真撮影 山内潤也》 ダムド リトルΔ<デルタ>(東京オートサロン2024)《写真撮影 山内潤也》 ダムド リトルΔ<デルタ>(東京オートサロン2024)《写真撮影 山内潤也》 ダムド リトルΔ<デルタ>(東京オートサロン2024)《写真撮影 山内潤也》 ダムド リトルΔ<デルタ>(東京オートサロン2024)《写真撮影 山内潤也》