ダイムラートラックのEV新ブランド「ライゾン(RIZON)」。eキャンターがベース《photo by Daimler Truck》

ダイムラートラック(Daimler Truck)は10月31日、EVトラックの新ブランド「ライゾン(RIZON)」が、米国で認証を取得した、と発表した。三菱ふそう『eキャンター』をベースにしたEVトラックを、米国市場で販売する予定だ。

ライゾンブランドは、「e18L」「e18M」「e16L」「e16M」の4モデルで事業展開を開始する。車両総重量はおよそ7.2〜8.1 トンで、米国市場における中型トラックセグメントのクラス4、クラス5に分類される。

フル充電時の航続は2バッテリー搭載のMサイズの車両で最大170km、3バッテリー搭載のLサイズの車両で最大250kmだ。バンやダンプ、冷蔵車などさまざまな架装に対応する。ライゾンブランドの車両は、ダイムラートラックが開発し、グループ内の品質保証基準に基づいて製造される。

EVトラックには、「アクティブ・ブレーキ・アシスト」や「アクティブ・サイドガード・アシスト」などの先進運転支援システム(ADAS)を標準装備する。また、保証パッケージとして、パワートレイン、シャシー、キャブの保証期間は5年/12万km)、バッテリーについては5年/20万km)に設定している。

ライゾンブランドは、4モデルを手始めに、都市部の小売物流、ラストマイル配送、自治体業務に携わる企業を想定顧客として展開していく。米国カリフォルニア州におよそ80店舗を擁するベロシティー・ビークル・グループが販売やサービスを担当する。納車開始は2023年内を予定している。

ダイムラートラックのEV新ブランド「ライゾン(RIZON)」。eキャンターがベース《photo by Daimler Truck》 ダイムラートラックのEV新ブランド「ライゾン(RIZON)」。eキャンターがベース《photo by Daimler Truck》 ダイムラートラックのEV新ブランド「ライゾン(RIZON)」。eキャンターがベース《photo by Daimler Truck》 ダイムラートラックのEV新ブランド「ライゾン(RIZON)」。eキャンターがベース《photo by Daimler Truck》