モッズファクトリー「ビートリップ@660《写真撮影 家本浩太》

コンパクトな軽自動車だからこそ、動線を考えたレイアウトは重要。そこを追求しつつも、食事やリモートワークに便利な大きなテーブルやしっかりとした電源供給も叶えたキャンピングカーがモッズファクトリーの『ビートリップ』だ。

ベースとなるのはダイハツ『アトレー』。スライドドアにステップのない車種のため、乗り込みながら靴を脱げるよう、ビートリップ@660では、左側のスライドドアの右下にシューズラックを配置。1300Wのポータブル電源や電子レンジは右リアにまとめ、冷蔵庫(12L)やギャレーはベッド下に配置することで中央に通路を設けたロングベンチシートのようなダイネットを形成する。足を下ろして座れるリビングスタイルで、楽な姿勢で寛げるのもポイントだ。

2WAYテーブルは、軽自動車をベースとしたキャンピングカーの中では非常に大きなサイズ。前後に可動するスライドレール機構も備えており、使い勝手に優れている。照明も角度や位置が変えられるレール式のスポットライトを採用しているため、シーンに合わせて利用できる。

そのほかの装備面では、100Ahのディープサイクルバッテリーや走行充電システムなども標準で搭載されており、電源供給能力も十分。天井や左右クオーターパネルは断熱加工を施され、過ごしやすさにも配慮がされている。オプションのルーフベントやクーラーを利用すれば、より心地よく車中泊が楽しめる。

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