山田建築工房「プレーシングエースSP」《写真撮影 家本浩太》

山田建築工房という社名の通り、『プレーシングエースSP』のビルダーは、元々、本業は建築業。キャンピングカーの整備や修理を行うようになり、自分たちの欲しいキャンピングカーを形にしよう、と制作した、第一号がこのクルマだ。

ベース車両はトヨタ『タウンエース』、クーラーと200Aのリチウムイオンバッテリー、175Wのソーラーパネルを標準装備しているのが特徴だ。マックスファンを取り付けた状態で全高を2060mmに抑え、多くの立体駐車場にも対応する。

セカンドシートは前向き乗車で3人用と2人用が選択可能。メインベッドは長さが200cmとこのクラスではトップクラスで、長身の人も窮屈さを感じずに済むのが魅力だ。

シンクやクーラー、オプションの電子レンジなどは右のリアにまとめ、ダイネットはやや変則的なコの時型。乗車定員の4人または5人でテーブルを囲むことができる。オプションで、子供用の2段ベッドや、より空間をゆったりとさせられるリアウインドエクステンションなども用意している。

なお、6月10日に大阪・万博記念公園で開幕したモーターキャンプEXPO 2023の会場では、開発中の第2弾モデルも公開している。

山田建築工房「プレーシングエースSP」《写真撮影 家本浩太》