貸し出し車両「トヨタ・C+pod(シーポッド)」《写真提供 京浜急行電鉄》

京浜急行電鉄とサンオータスは、横浜市鶴見区に小型電気自動車(EV)などを貸し出す「マルチモビリティステーション」を新設し、6月10日から運用開始する。

両社は2021年4月から、京急沿線エリアで、観光需要や生活者の日常の足としてラストワンマイルにおける移動課題の解決を目指して、横須賀市、三浦市、川崎市八丁畷や殿町に電動キックボードなどのモビリティ貸出拠点を整備してきた。

今回、京急電鉄沿線の市民に向けた移動手段の利便性向上を目的に、小型EVと電動アシスト自転車の選択や、貸出・返却ができるマルチモビリティステーションをサンオータスが運営する鶴見サービスステーション隣接地(横浜市鶴見区)に新設する。超小型EVはトヨタ『C+pod』(シーポッド)を配置する。

ステーションからは、サンオータスが運営している新横浜駅など、横浜市内4か所や今年2月に開設した川崎キングスカイフロント(川崎市川崎区殿町)の各マルチモビリティステーションに加え、川崎COCOON、八丁畷駅前の「Park Line 870」との往来が可能で、京急電鉄沿線をモビリティでつなぐ。

両社は今後も環境に配慮した様々な移動ニーズに対応したモビリティサービスの構築を図るとしている。

6月10日に新設されるマルチモビリティステーションは、京急電鉄鶴見市場駅より徒歩5分に立地(横浜市鶴見区市場大和町1-12)し、1日24時間利用可能だ。

利用料金は、シェアサイクルについて最初の30分が130円、延長が15分までごとに100円、上限が1800円/12時間。超小型EVシェアについては220円/15分、2420円/3時間、4400円/6時間、6600円/12時間。安心保証がオプションで330円となっている。