ヴァレオとルノーが共同開発中の新世代モーター《photo by Valeo》

ヴァレオ(Valeo)は4月18日、中国で開幕した上海モーターショー2023において、ルノーと共同開発中の希土類と磁石を使用しない新世代のEV向け電動モーターを発表した。

このモーターは、ルノーが開発している新型ルノー『5(サンク)』に最初に搭載される予定だ。新型は、オリジナルのルノー5のデザイン要素を取り入れながら、ひと目でルノー5と識別できるデザインを採用し、2024年に発売される。

ヴァレオとルノーが共同開発している電気モーターは、コンパクトEVの『ゾエ』や電動SUVの『メガーヌE-Techエレクトリック』で定評の電気励磁同期モーターをベースにする。

新世代モーターは、永久磁石モーターよりも出力が高いだけでなく、希土類金属を必要としないため、大量生産によるコスト削減と環境負荷の低減が可能になる、としている。

ルノー5(サンク)プロトタイプ《photo by Renault》 ルノー5(サンク)プロトタイプEV《photo by Renault》 ルノー5(サンク)プロトタイプ《photo by Renault》 ルノー5(サンク)プロトタイプ《photo by Renault》