ボルボV60(2019年)《写真提供 ボルボ・カー・ジャパン》

ボルボ・カー・ジャパンは9月21日、『V60』など8車種について、燃料タンクに雨水が混入するおそれがあるとして国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは『S60』、『V60』、『V60クロスカントリー』、『S90』、『V90』、『V90クロスカントリー』、『XC60』、『XC90』の8車種で、2016年1月14日から2020年11月24日に輸入された1万6007台。

対象車両は、燃料給油口の防水設計が不適切なため、大雨等により燃料装置内部へ雨水が浸入することがある。そのため、燃料ポンプが腐食し、走行中にエンジン警告灯の点灯、エンジン性能の低下、エンジンストール、エンジン始動不良に至るおそれがある。

改善措置として、全車両、燃料給油口またはフューエルパイプを対策品へ交換する。また既に燃料装置へ雨水が混入していないか確認するために燃料を点検する。なお燃料装置へ雨水の混入がある場合は、燃料ポンプを交換する。

国内での不具合は58件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。

改善箇所《図版提供 国土交通省》 対象車種《表提供 国土交通省》