スカニアの大型トラック「Rシリーズ」(参考画像)《写真提供 スカニアジャパン》

スカニアジャパンは9月6日、装置型式指定申請での排出ガス劣化耐久試験での不正が発覚し、出荷を停止していた車両について国土交通省が保安基準に適合していることを確認し、出荷を再開すると発表した。

同社は7月12日、装置型式指定申請で実施した長距離走行による排出ガス劣化耐久試験で、国土交通省が定める装置型式指定実施要領に沿わない事項があったことが判明した。これに伴って同日に該当する車両の出荷を停止した。

今回、国土交通省立ち合いのもと実証試験を実施し、保安基準への適合性に問題がないことが確認されたことから出荷を再開する。

同社では「今後、このような事項が二度と起きないよう全社一丸となって再発防止を図り、信頼回復に誠心誠意努めてまいります」とコメントしている。