フォード・ブロンコ 新型《photo by Ford Motor》

フォードモーター(Ford Motor)は7月27日、2022年上半期(1〜6月)の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は199万8000台。前年同期比は9%増と、前年実績を上回った。

市場別では、北米が113万2000台を売り上げ、前年同期比は32%のプラスと大きく伸びた。このうち、米国では上半期、91万5820台を販売した。前年同期比は8.1%減と減少傾向にある。

米国では、大型ピックアップトラックのフォード『Fシリーズ』が、前年同期比17.3%減の29万9345台と引き続き減少した。『エクスプローラー』も、13%減の10万2917台にとどまる。中型クロスオーバー車の『エッジ』は、30.7%増の5万1453台と伸びた。復活導入された『ブロンコ』新型は、5万4842台と良好な立ち上がり。『ブロンコ・スポーツ』は、3.2%減の5万8549台にとどまった。

また、南米は上半期、3万4000台を販売した。前年同期比は5%のマイナスだ。欧州は上半期、47万6000台を販売した。前年比は3%増と堅調だった。

中国市場では上半期、24万2000台にとどまった。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のロックダウンの影響もあり、前年同期比は20%減と後退している。

フォードモーターの2021年の世界新車販売台数は、394万2000台。前年比は6%減と、引き続き前年実績を下回った。

フォード・ブロンコ・スポーツ《photo by Ford Motor》 フォード F-150《photo by Ford Motor》 フォード・エクスプローラー《photo by Ford Motor》