生産2万台目のランボルギーニ・ウラカンとなった「STO」《photo by Lamborghini》

ランボルギーニは4月21日、2万台目の『ウラカン』がラインオフした、と発表した。2019年には、先代の『ガヤルド』の10年間の総生産台数1万4000台に半分の期間の5年で並んでおり、その後も生産台数を伸ばしている。

ウラカンは、ランボルギーニのV型10気筒エンジン搭載スーパーカー、ガヤルドの後継車として、2014年春に発表された。最新バージョンの『ウラカン・テクニカ』のミッドシップには、直噴5.2リットルV型10気筒ガソリン自然吸気エンジンを搭載する。最大出力は640hp/8000rpm、最大トルクは57.6kgm/6500rpmを引き出す。0〜100km/h加速は3.2秒、0〜200km/h加速は9.1秒、最高速は325km/hの性能を備えている。

2万台目のウラカンは、「STO」。『ウラカンSTO』は、レーシングカーのテクノロジーとスリリングな感覚を兼ね備えた公道を走れるスーパーカーだ。車名の「STO」とは、「スーパー・トロフェオ・オモロガータ」を意味する。ウラカンのレーシングカー「スーパー・トロフェオ」の公道バージョンを目指して開発された。

ウラカンはデビューからの8年間で、12のロードバージョンと3つのレーシングバージョンを投入してきた。2014年以降、顧客の71%がクーペ、29%がオープンの「スパイダー」を選択している。販売市場のトップは米国で、32%以上を出荷。英国と中国が続いている。2021年のウラカンの世界販売は2586台で、新記録を打ち立てている。

生産2万台目のランボルギーニ・ウラカンとなった「STO」《photo by Lamborghini》 生産2万台目のランボルギーニ・ウラカンとなった「STO」《photo by Lamborghini》