ボルボカーズの次世代インフォテインメントシステム《photo by Volvo Cars》

ボルボカーズ(Volvo Cars)は1月4日、クアルコム(Qualcomm)と提携して、次世代インフォテインメントシステムの性能を引き上げると発表した。

ボルボカーズは今後、クアルコムの自動車向け新世代デジタルプラットフォームの「Snapdragon コックピットプラットフォーム」を導入する。このプラットフォームを使用して、ボルボカーズとポールスターブランドの新型EVに搭載するグーグルの「Google Android Automotive」ベースのインフォテインメントシステムの性能を引き上げる。

ボルボカーズとクアルコムは、両社の研究開発能力を活用することで、「Google Android」を搭載したボルボ車の次世代インフォテインメントシステムの機能を向上させ、より高速なレスポンスを追求する。

クアルコムのSnapdragonコックピットプラットフォームには、最新の半導体のSoC(システム ・オン・チップ)を採用しており、低い消費電力が特長。これにより、ポールスターの電動SUVの『ポールスター3』やボルボカーズの次世代EVに搭載されるインフォテインメントシステムのグラフィックスやオーディオ、人工知能(AI)の要件を満たすことができるという。

なお、最新のSnapdragonコックピットプラットフォームを使用すると、ボルボカーズの次世代インフォテインメントシステムは2倍以上高速になり、グラフィックスの生成は最大10倍高速になる、としている。

クアルコムの「Snapdragon コックピットプラットフォーム」を採用するボルボカーズの次世代インフォテインメントシステムのイメージ《photo by Volvo Cars》