島根県美郷町と日産自動車、電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結《写真提供 日産自動車》

日産自動車と島根県美郷町、島根日産自動車、日産サティオ島根の4者は6月19日、電気自動車(EV)を活用した「災害連携協定」を締結した。

協定の内容は、美郷町が、EVの普及を通じて、地域課題解決や環境負荷の低減に取り組むとともに、地震災害等による大規模停電が発生した際に、町が指定する避難所等にて、島根日産自動車や日産サティオ島根より貸与されるEV『日産リーフ』を電力源として活用することで、避難所の円滑な運営を行い、町民の安全確保に努めるというもの。

日産自動車は、日本が抱える環境負荷低減や災害対策等の課題を解決するため、2018年5月に日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を発表。全国の自治体や企業と協力して、EV普及を通じた社会の変革に積極的に取り組んでいる。一方、美郷町は、独自に策定した「美郷町地域防災計画」に基づいた防災対策に積極的に取り組んでおり、地震などの災害に強い町土づくりを推進している。

今回、日産自動車が推進するブルー・スイッチ活動、美郷町が推進する防災対策、双方の取り組みに互いが賛同し、協定の締結を行う運びとなった。日産自動車が、締結した自治体・企業との災害連携協定としては、今回の締結が全国で39件目、山陰地方では初となる。

島根県美郷町と日産自動車、電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結《写真提供 日産自動車》 「日産リーフ」からの電力供給イメージ図(参考例)《図版提供 日産自動車》