デンソーは1月7日、半導体大手クアルコムの子会社クアルコムテクノロジーズと協業し、次世代コックピットシステムの開発を開始したと発表した。
近年、カメラやセンサーを用いた高度運転支援機能やエンターテイメント機能などが搭載されることにより、車両がドライバーに伝える情報量は増加。必要な情報を確実にドライバーに伝えるためには、メーター、車載マルチメディア、ヘッドアップディスプレイなど複数のHMI製品を連携させ、車両周辺やドライバーの状況に応じて適切な表示や音を出すことが求められる。
デンソーは、クアルコムテクノロジーズの通信技術やスマートフォン向けに開発された半導体、ソフトウエアなどの情報技術と、自社のHMI製品に関する車載要件、機能安全、品質、セキュリティ技術の知見を掛け合わせることで、次世代のコックピットシステムの開発を加速する。
具体的には、統合コックピットシステム「Harmony Core」をベースに、次世代コックピットシステムのアーキテクチャーを開発。コネクティッドカーを想定した外部クラウドサービスやドライバーステータスモニターなど新たなHMI製品との連携、ドライバーと乗客の個人認証、ディスプレイの操作性向上などを可能にして、ユーザーの利便性向上を目指す。
デンソー×クアルコム、次世代コックピットシステムの共同開発を開始
2020年01月07日(火) 16時45分
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