三菱 エンゲルベルクツアラー《撮影 平原克彦》

10月23日から11月4日にかけて行われた東京モーターショー2019でジャパンプレミアとなった、三菱自動車のクロスオーバーSUVのコンセプトカー『エンゲルベルクツアラー』。

有数のスキーリゾートであるスイス中央部にある山間部の村からその名を取ったエンゲルベルクは、リゾート地が似合うオールラウンドクロスオーバーとしてデザインされている。ボディカラーは、光の当たり方により青く輝く半ツヤのシルバー。三菱のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」がフロントの大部分を占め、給電時や充電時にメッキ部分が柔らかく点滅する。

エンゲルベルクは、『アウトランダーPHEV』で培った三菱独自のツインモータ方式PHEVシステムを進化させた、フロントとリヤにモーターを搭載する高出力・高効率のツインモーター方式のフルタイム4WDを搭載。『ランサーエボリューション』で磨いた技術を活用し、前輪左右の駆動力配分を制御するヨーコントロール(AYC) を採用。それに加え、四輪のブレーキ制動力、前後モーター出力の制御(ABS&ASC)を統合制御し、走る・曲がる・止まるといった運動性能を高める車両運動統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」を採用。

2.4リットルのPHEV専用ガソリンエンジンと、車体フロア下に大容量の駆動用バッテリーを搭載し、WLTP規格でのEV航続距離は70km以上。総航続距離は700km以上となっている。

また、ナビで目的地設定を行うと、目的地までの天候や気温、地形、道路交通、路面状態の情報をもとに、最適な走行モードの選択やマネジメントなどを行うコネクテッドカーシステムを搭載している。

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