プジョー・シトロエン・ジャポンは、シトロエン『C4 カクタス』のボンネットストライカーおよび燃料パイプに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2016年11月11日〜2017年8月30日に輸入された648台。
ボンネットストライカーについては、サポートの形状が不適切なため、走行時の空気抵抗や車体振動により亀裂が入るものがある。そのため、そのまま使用を続けるとサポートが破断し、ボンネットのロックができなくなり、最悪の場合、走行中にボンネットが開いてしまうおそれがある。
改善措置として、全車両、ボンネットストライカーサポートを確認し、対象車両の場合は補強プレートを装着する。また、当該部位に損傷がある場合は、ボンネットを対策品と交換する。
燃料パイプについては、配策時の取付手順を誤ったため、燃料パイプが燃料リターンパイプのコネクターと接触するものがある。そのため、エンジンの振動により燃料パイプの被覆が損傷し、最悪の場合、燃料パイプに穴があき燃料が漏れるおそれがある。
改善措置として、全車両、燃料パイプの配策を点検し、正しく配策されていないものは修正する。また、燃料パイプが損傷していた場合は、燃料パイプを新品に交換する。
いずれも不具合および事故は起きていない。本国からの情報により届け出た。
シトロエン C4カクタス、走行中にボンネットが開くおそれ リコール
2018年07月03日(火) 18時00分
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