米国に本拠を置く半導体大手のクアルコムは11月13日、ブロードコム・リミテッドからの買収案を拒否すると発表した。
クアルコムは現在、第5世代移動通信方式(5G)の実用化に注力。自動車、コンピューター、IoT(モノのインターネット)、データセンターなどの産業において、コネクテッドな通信ネットワークを構築している。
クアルコムと同業のブロードコム・リミテッドは2017年11月上旬、クアルコムを買収する案を発表。しかし、クアルコムはこれを拒否した。その理由は、クアルコムが過小評価されているためという。
クアルコムのポール・E・ジェイコブス会長は、「ブロードコムの提案は、モバイル技術におけるクアルコムのリーダーシップと将来の成長見通しと比べて、著しく過小な評価と、取締役会は全会で一致した。半導体業界のモバイル、IoT、自動車、エッジコンピューティング、ネットワーキングなどの分野において現在、より良い立場をとっている企業はクアルコムの他にない」と述べている。
クアルコム、ブロードコムの買収案を拒否…会長「車などの分野で現在最高の立場にある」
2017年11月14日(火) 16時22分
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